審美歯科ネットは審美歯科治療の理解と普及を目的としたポータルサイトです

ゆうさんの相談

カテゴリ:素材について

オールセラミックかメタルボンドかの選択について

  • 投稿者 ゆう さん [50才 女性 自営業] 2018/08/30/ 18:16
  • カテゴリー 被せ物について 素材について 治療中
  • お悩みの歯 上あご右1番 上あご右2番 上あご右3番 上あご右7番 上あご左1番 上あご左2番 上あご左3番 上あご左5番 下あご右6番 下あご右7番 下あご左6番 下あご左7番

地方より都内某歯科へこれまで治療した金属の詰め物やメタルボンドを外し、ノンメタル・オールセラミックの審美治療を希望し新幹線通院をしています。治療を始める前の話し合いでは、色んな素材の選択しがあるし全部白くきれいになりますよ。と説明を受けたので安心して通院しました。しかし、希望とは全く違うメタルクラウンを悩みの歯の箇所全てに入れられてしまいました。
素材はメタルにポーセレンを焼き付けたものだそうです。新しい歯はどのような素材で作るとかの説明もなく、出来上がった歯を入れる前に見せてももらえませんでした。ファイナルで入れた前歯4本と左3番に不具合があり、ここは作り変えてもらうことにしたのですが、オールセラミックは欠けるからダメの一点張りで、学会でも欠けた症例報告がものすごい数だと説明されました。それでもオールセラミックを希望したところ前歯は4本連結クラウンにするのでジルコニアセラミックになるが欠けても硬いので外すことが出来ないという説明でした。犬歯についても力が掛かる歯なのでここはメタルボンドしかダメと言われています。
私の周りではオールセラミックにしたした人に欠けたという人が一人もいなし、むしろどこの歯科医院でもオールセラミックを薦めている今のような気がしますが、、、。
本当に、学会ではオールセラミックが欠けてしまった症例がそんなに多く発表されているのでしょうか。また、欧米での審美治療はどんな治療が主流になっているのでしょうか?きちんとした情報を得て、納得できる治療を受けたいのでこちらに相談させていただきました。よろしくお願いいたします。

ゆう様  初めまして!アイエスデンタルクリニック院長・審美歯科医 石田智子でございます。
 この度はオールセラミックの歯を入れることをご希望なさったのにメタルボンドの歯が入ったとのこと。せっかく費用をかけてご通院なさったのにご希望と違う結果となったことはとても残念ですね。お気持ちをお察しいたします。

 オールセラミックが欠けてしまう症例はたまに見受けられます。欠ける理由を以下に列記します。

*かみ合わせがタイトで下の歯とのあたりが大きい場合。
*歯ぎしりや食いしばりが激しく奥歯の咬耗が大きい場合
*硬い食べ物(とても硬いせんべいなど)を前歯でよく噛む場合。

 これ以外でも、顎が左右に大きくずれているケースなども、かみ合わせの圧がによって欠けてしまうことがあります。

 ゆう様のかみ合わせが上記にあたる場合や、過蓋咬合(下の前歯が見えないくらい深くかみ合っている)である場合は、オールセラミックの適応症ではないかもしれません。
 しかし、ご担当医先生からそのような説明がなかったとすれば、オールセラミックを入れることが出来るのではないかと思われます。過蓋咬合でも、セラミッククラウンの高さや厚みの調整をしっかりすれば長く使っていただけることも多いです。

 ご担当医先生によると、オールセラミックにする場合でもジルコニア連結冠しかないというお話ですが、前歯がとても短くて1本ずつでは外れやすくなってしまう場合は確かに連結することがあります。ただ、連結をすると、1本でも不具合があると全部やり直しになってしまうので、必要がなければなるべく連結はししないようにするのが通法です。
 
 また、確かに犬歯はどなたでもかみ合わせの力が大きくかかるところではありますが、先に述べた通り、セラミッククラウンの高さや厚みを調整することによって欠けないように出来る場合も多いです。

 一般論として、今はメタルフリーの時代となっており、どんなメタルでもアレルギーの原因となる確率がゼロではないので歯科治療ではなるべくメタルを使用しないという流れになっています。メタルに代わる強度のある材質として、ジルコニアが開発され、メタルでなければ欠けたり割れたりしていた症例にも、ジルコニアオールセラミックが使用されるようになりました。

 ゆう様のかみ合わせや圧などを精査していただいた上で、メタルを使わなくても治療できるかどうかを、ご担当医先生にもう一度検討していただく必要があるかと存じます。

 ゆう様の歯が一日も早く良い状態になりますように、心よりお祈りいたしております。どうぞお大事になさいませ。
 石田智子
  • ゆう(50歳 女性 自営業 )
  • 2018年09月03日14時42分
石田智子先生

ご回答ありがとうございます。

担当医からの説明は、「メタルボンドの方が強度がある、オールセラミックは欠ける」の一点張りで、特に口腔内環境の問題は指摘されませんでした。初めからメタルボンドの選択しかないのであればわざわざ高額な支払いをし、新幹線で通院はしませんでした。

「有名人を患者に持ち、モデルや宝塚の人も来ている」「あなたの場合歯肉を削って形を整えスマイルラインにすればとっても素敵な歯になりますよ」と言われすっかり信じてしまいました。

一度希望と違うと説明を求めたところ、「僕の患者はみんな僕にお任せだし、僕に任せてくれたら悪いようにしないから、安心してお任せください」というばかりで、どんな治療をするか歯の素材は何を使うかなどの説明は一切なくあれよあれよ言う間に全てメタルクラウンを入れられてしまいました。

左右7と6は連結クラウンです。掃除難いです。なぜ単冠でなく連結なのか説明もありませんでした。

左上3番は、歯の表面に白い粒上の物が入っており、本接着してから私が気がつき指摘した所、焼成時に発生した空気の膨張か削りカスが混入したものではないかという回答でした。私が指摘しなければそのままになっていたはずです。この歯は交換してもらうことになっています。

前歯4本に関してはファイナルの歯を入れてから削ったので形が歪になり擦り傷のように傷がついた歯の表面はザラザラしているのと、致命的なのは、歯が前に出てしまったので話がしずらくなりました。サ行とタ行が特に発音出来ません。おまけに、歯と歯肉の間に三角形の隙間が出来、空気が漏れるし臭いニオイがして来るようになりました。

今振り返れば、レントゲンを1度か2度撮っただけです。
何をするかという説明がないので、歯周病検査もしたのか不明です。




相談を投稿する