審美歯科ネットは審美歯科治療の理解と普及を目的としたポータルサイトです

みかさんの相談

カテゴリ:ブリッジについて

前歯のブリッジについて

3年ほど前に事故で上の前歯2本が折れてしまい、抜歯をしなければなくなりました。
そのあと、仮歯をつけていただきインプラントを進められていたのですが金銭的な理由と前歯のインプラントが怖くて他院に相談したところ、右の2番の歯が奥に向かって生えてるためそのまま仮歯のままか、その2番も抜いてブリッジするしかないと言われこれ以上歯を抜くのが怖くなり、そのままの状態で置いていました。
最近、その仮歯の変色や、匂いなどきになり歯茎なども心配になってきました。
ブリッジにするなら6連結のブリッジになるのはわかっているのですが、なるべく安く費用を抑えたいこともあり、ちなみに今の仮歯のように後ろから金具で引っ掛けてつけているのですが、そのような形のまま歯をセラミックなどではできないかと思っています。

わかりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。

文面からですので、想像で上でのご回答となってしまいますが、ブリッジを行う上でも様々な方法が考えられます。
ブリッジにするためにさらに抜歯の本数が増えてしまい躊躇してしまうのは当然のことと思われます。
まず今採用されている治療法が可能なのかどうかも確認しながら、考えられる治療法を幾つか提案していただいた上、そのメリット、デメリットを総合的に考えながら最終的に治療プランを決定なさるのが宜しいと思われます。
みかさま、初めまして。
神谷町デンタルクリニックの高島 美祐と申します。

事故での前歯の抜歯、大変でしたね。

現在では、仮歯の変色や臭いが気になるとのことですが、一般的に多くの医院で使われている仮歯の素材は、吸水と言って、水を吸う性質があるので、唾液などを吸い、変色してしまったり、細菌が繁殖しやすくなってしまう性質を持っています。

ブリッジにするのに、右の2番の歯の位置が良くないといわれたとのことですが、例えば、こちらをMTMと言って、部分的な矯正をして、良い位置に移動させてあげて、そのうえでブリッジを作成する事もできます。

この場合、歯が移動するのを待たなくてはなりませんので、少し時間はかかりますが、もちろん、仮歯を作り直し、高価な素材となってしまいますが、吸水や変色を起こさない素材を用いて、歯肉にも炎症が起きにくい仮歯にして治療を行う事が、可能です。

この場合、2番の歯にストレスとなる力がかかりにくくなりますので、今のままでブリッジを入れるよりも、2番の歯が長持ちし、生涯コストが安くなるかと思われます。

歯の治療は、高額になりがちですが、一度治して終わり、ですまない場合もあります。
将来、長くにわたって長持ちする治療が、結果として一番安くなるかと考えられます。

くれぐれもお大事になさってくださいませ。


神谷町デンタルクリニック
高島 美祐



相談を投稿する