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歯周病とアンチエイジング

2018.09.19

歯周病が“老け顔”の原因に

歯周病が進行すると、細菌による口臭が発生したり歯肉が赤く腫れて血色が悪くなります。
また、歯肉が下がって歯が長く見えたり、歯と歯の間があいてきたり、と見た目にも悪影響を及ぼします。
歯周病で口元が老化すると、お顔全体の印象も老けて見えるようになり、若々しさが失われるのです。
若顔を維持するためにも歯周病を予防、改善することが大切です。

歯周病とは?

歯周病は、歯周ポケットなどに磨き残したプラーク(歯垢)の中に含まれている「歯周病菌(細菌)」による歯肉の炎症を発端に、歯を支えている組織(歯槽骨や歯肉など)に炎症と破壊・骨吸収が進行し、放置すると最終的には歯が抜けてしまう危険な病気です。

歯周病の原因は、毎日のブラッシング不足だけでなく、喫煙や過度のアルコール、食生活の偏り、不規則な生活やストレス、活性酸素による細胞の酸化など、生活習慣が大きく影響していることが明らかになってきています。また、歯周病は歯を失う原因になるばかりでなく、全身の健康に深く関わっています。

・糖尿病
歯周病に感染することにより、過剰に産生されたサイトカイン(細胞から分泌されるタンパク質)がインシュリン細胞(すい臓が分泌するホルモン)に影響を与えて、糖の吸収が高血糖状態にしてしまうことが原因です。

・心血管疾患
歯周病菌が歯肉から毛細血管に入り込み、血管に張り付くことが原因で動脈硬化を助長するという報告もあります。また、歯周病の人は健康な人と比べて、狭心症などの発作を起こす確率が約3倍も高いことがアメリカの研究で報告されています。

・呼吸器疾患
唾液量が少なくなるなど、口の中の環境が悪くなると細菌が増殖し、それが誤って気管支に入ると肺炎を引き起こします。
そのほか、早産、低体重児出産、骨粗しょう症にも歯周病が影響することが報告されています。

記事ご協力

アンチエイジングデンタルクリニック恵比寿

院長 : 小川 朗子 この医院の情報を見る