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お口の口腔ケア(歯ブラシ編)

2018.07.17

歯ブラシの役割

寝る前や、朝起きた時の歯ブラシでは、バイオフィルムが分厚く、短時間で落とそうとすると、力を入れた磨き方になってしまいます。そういうケアを除去的ケアといいます。硬い毛の歯ブラシを選びがちになります。食後5分以内に行うフロスを使って歯と歯の隣接面擦る予防的ケアは、バイ菌も増殖前、酸蝕も進行前で、1~2分のケアで効果が高く、磨き残しも少なく、磨き効果が長続きするので、この予防ケアをしっかり行えば、硬い毛の歯ブラシを使った除去的ケアを長時間行う必要はなくなります。
除去的ケアでは、ネバネバのお皿についたバターのようなバイオフィルムを、歯ブラシの毛先で落としていきます。落としにくいので、硬い毛でも力が入り過ぎると、毛先が広がり、毛の腹で擦り磨きになり、歯の凸面ばかりこすることになります。歯みがきは力を入れずに磨くことと予防的タイミングがポイントです。予防ケアでは、歯や歯肉に優しい、柔らかい毛の歯ブラシで落とせます。柔らかい毛では親指・人差し指・中指の3本の指でお箸を持つのと同様に持つと、ほどよい力で磨くことで歯もすり減らず、細かな動きで歯の凹面や溝に対応でき、磨き残しが少なくなります。硬い毛の歯ブラシは、歯ごたえだけで、歯の凸面ばかりに当たり、歯の凹面に押し付ける力が入りすぎて、歯ブラシの動きが大きくなり、歯もすり減りやすいのです。

歯ブラシの動かし方と圧力

より効果が高いとされている磨き方は、歯ブラシの毛先を使って、細かく振動させながら磨く方法です。これには、極細で密毛が適しています。また、毎日利き手で磨いていると、磨きやすいところと磨き難い所で、どうしても磨き方に差が出てしまいがちですので、磨く順番を決め、磨き残しや磨き忘れをしないようにすることも大切です。
一般的に、利き手側の方が磨き残しが多いといわれていますので、利き手側から順番を決めて磨くのも一つのポイントとなります。振動の方向は横よりも縦方向も加え、歯ブラシのポジション移動の横方向と、振動が同じ方向でない方が、安全で、歯ブラシのポジション移動も横より、上奥歯→下奥歯→上小臼歯→下小臼歯→上犬歯→下犬歯と言う、V(バーチカル)移動が磨き残しや、歯の凸面ばかり磨く危険がなくなります。この移動法は、特に電動歯ブラシには有効です。
数週間から1ヶ月で毛先が開くような磨き方をしている場合は、強く擦り過ぎて、歯肉下がってしまったり、露出した象牙質が酸蝕する原因になります。歯ブラシの毛先にかかる正しい圧と動かし方で歯ブラシを使うようにしましょう。軽く持って、軽い力で押しつけられる、柔らかい毛先、1ポジションで多くの面積をカバーしてくれる大きめヘッドは、コンパクトヘッドのように動かすポジションが多くなり時間がかかることで、あっちこっちと、虎刈り磨きになることなく、重複磨きができ、1~2分でも磨き残す心配が少なくなります。歯に安全な圧と動かし方で、歯ブラシが磨けるのは歯列の50%です。残りの隣接面はYホルダタイプのフロスを使い、プラス40%で、合計90%の予防ケアができるようになります。

歯磨き剤(歯磨き粉)について

歯磨き剤のつけすぎは、泡と香料がお口いっぱいに広がり、つい磨いた気持ちになってしまい、あっちこっちと虎刈り磨きで満足しがちです。研磨剤とは謳っていない、顆粒とか炭、炭酸カルシウム、アパタイト、塩、砕ける顆粒でも、歯をすり減らす原因になります。歯ブラシ自体は正しい安全な圧力で50%の歯面しか磨けません。ポジション移動の順番を決めて磨き残す部位がないように、3分間以上は歯を擦り続けないようにしましょう。歯ブラシの移動が多いと横ストロークで歯の凸面ばかり研磨されます。一般的に歯を白く、ホワイトニング効果を目的とした歯磨き剤は酸や研磨成分が多く、歯を削る原因になる場合もあります。歯磨き剤には薬用成分を入れ有効な働きをもったものが色々あります。効能・効果を良く見て、自分に合うものを適宜使いましょう。

記事ご協力
院長 : 堤 富紀子

ホワイトファミリー歯科

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