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ハイブリッドセラミックは保険適用?オールセラミックとの違いは!?

2018.08.07

「オールセラミック」や「公的医療保険で使用される白い素材」との違いは?

他の白い素材とはどのような違いがあるのでしょうか。ハイブリッドセラミックと他の白い素材と比較してみました。どういった方へおすすめなのかも紹介します。

ハイブリッドセラミックの特徴

ハイブリッドセラミックは、セラミックの中にレジンが混ざっている素材です。そのためハイブリッドレジンともいう場合もあります。セラミックが混ざっているのでレジンよりも強度も透明感もあります。特に歯の見た目や強度にこだわりがなく、自費診療のセラミックで白い歯にしたい方にはおすすめの素材といえます。

オールセラミックの特徴

オールセラミックは、名前の通りプラスチック素材は入っていません。そのため、汚れが付きにくく、変色はほぼ起こらないといえます。

審美性が非常によく、自分の周りの歯に合わせた細かな色調再現が可能です。しかし、公的医療保険では適用できず、自費診療の中でも料金が高めになっています。

オールセラミックのクラウンが気になる方はこちらの記事も読んでみましょう。

公的医療保険で使用されるレジンの特徴

「硬質レジン」や「コンポジットレジン」などは、公的医療保険でクラウンや詰め物を作る時に主に使われています。特に美しく見せたい希望がない場合は、費用も安く作れるのでおすすめです。素材はプラスチック樹脂なので、長い時間歯に被せていると変色や着色、破損してしまう可能性があります。特にコーヒーやたばこを良く吸う方は着色の可能性が高いです。

自然に自分の歯になじむ!

ハイブリッドセラミックは、主に歯科の自費診療で使われているセラミック素材のひとつで、白く、自然に自分の歯になじんでくれます。

見た目は公的医療保険で使用される「硬質レジン」や「コンポジットレジン」、自費診療で使用される「セラミック」と見分けがつきにくいです。

しかし、料金や近くで見た時の透明度、強度、時間が経つと変色してしまう点に違いがあります。

ハイブリッドセラミックでできる歯の治療や料金は?

ハイブリッドセラミックは審美性も強度もよいので、自費診療でのクラウンやブリッジなどの被せ物や詰め物に使用されています。

特に、一部分の詰め物「ハイブリットインレー」や、歯の表面を削り薄いセラミックを貼り付けて治療する「ラミネートベニア」、内側が金属で外側がセラミックの「メタルボンドクラウン」などに多く適用しています。

料金は1本あたり下記が目安です。

・ハイブリットインレー 30,000~60,000円
・ハイブリッドセラミックのクラウン 50,000~120,000円
・ラミネートベニア 50,000~100,000円
最近では、CAD/CAM(歯科用3Dプリンター)で加工された1歯ずつであれば、部分は限られていますが、公的医療保険でも適用できるようになりました。

この場合の料金は1本あたり約で8千円~10,000円ほどです。(3割負担)