お母さまの治療についてご心配なことと思います。
お母さまの現在の状態を診ていませんので、正確にはお答え出来ませんので、想像できる範囲でお答えいたします。
まず、薬の副作用で歯槽骨(歯茎の骨）が溶けてしまったとのことですが、私は今まで診たことも聞いたこともありませんし、いろいろ調べてみましたが解りませんでした。多分お母さまの聞き違いではないかと思っています。
もし、本当に薬の副作用ならば歯槽骨が限定して溶けることは考えられませんので、現在も薬を使用しているのであれば薬を処方していただいているお医者さんに早急に相談する必要があると思います。
歯を支えている歯槽骨の吸収(溶ける)が大きい場合は抜歯しなければなりませんが、吸収の程度により歯周病治療で抜歯せずにすむかもしれません。
歯が全部喪失してしまったら、通常は総義歯となります。そのとき義歯が乗る歯槽提(歯肉にあたる部分）が低すぎる時は他の部位から骨を移植して高くすることはありますが、ごく稀です。
義歯がどうしてもいやな場合はインプラントになりますが、骨が少ない場合は骨の移植などが必要にになりますが、状態によってはインプラントが出来ない時もあります。
お母さまがもう一度担当の先生に詳しく説明を受け納得してから治療を受けるようにお伝え下さい。
難しい義歯になるようでしたら、場合によっては近くの補綴(ほてつ）専門医（社団法人日本補綴科学会の認定）に相談されるのも良いかもしれません。
義歯のことだけでなく、インプラントを含めすべての治療相談にのっていただけると思います。
学会のＨＰに専門医の住所や、またほてつに関する治療説明や色々な質問事項の回答が掲載されていますので参考までにご覧下さい。

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