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詰め物について > インレー(福島県 42歳 女性 主婦のQ &A)

カテゴリ:詰め物について > インレー

白い詰め物をする治療を繰り返しました。
徐々に詰めた部分の範囲が広くなったようで、色も目立つのが気になっています。
私は(犬歯の根本やその付近の歯と歯の間など)虫歯になったところに白い詰め物をするという治療をして、それが年数を経て変色すると再び削って詰め直す、を繰り返してきました。
そのため徐々に詰めた部分の範囲が広くなったようで、色も目立つのが気になっています。
このような場合、審美治療をおこなっていない歯科医院では、また同じように削って詰め直すことしか期待できないのでしょうか・・・
また、審美治療では、どういった選択肢があるのでしょうか。
よろしくお願い致します。

[福島県 42歳 女性 主婦]

詰め物について > インレー

ご質問では充填(詰め物)を何度も繰り返したとのことですが、現在では詰める合成樹脂(コンポジットレジン、CRレジン)の性能の良いものが開発、使用されており、短期間で変色することは無いと思うのですが。また、歯に強固に接着する接着剤も開発されており、脱離することもほとんど無くなっています。

  前歯の治療法としては歯の三分の一程度まででしたら、CR充填を、また広範囲にわたる場合でもダイレクトベニア(口の中で直接、高性能で色調の良い合成樹脂を盛り上げて形を整える方法)もあります。

  全部被覆して治す方法として保険適応なものは硬質レジンジャケツトクラウン(合成樹脂だけのもの)、硬質レジン前装冠(金属と合成樹脂を組み合わせたもの)があります。

  保険適応外の方法としては、メタルボンド冠(金属にセラミックスを焼付けたもの)、ハイブリッドセラミックス冠(合成樹脂トセラミックスの中間的なもの)、オールセラミックス冠(セラミックスだけで製作したもの)などがあります。

  上記のような方法はごく一般的なものですので、ほとんどの歯科医院で治療が受けられる思います。充填で治せるか、被覆して治すかは歯の状態を診ていませんので、確定したことは申し上げられませんので、担当の先生に良く説明を受け、納得したうえで治療を受てください。