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りりさんの相談

カテゴリ:差し歯について

差し歯の治療について

※前回のご相談内容はこちらです。

差し歯を新しく変えるべく、
根っこの治療を含めて現在歯医者さんに通っています。

土台の部分を削られたのですが、
歯茎から歯が全然出ていない状態になってしまいました。

普通、元の歯を残して土台を作るのでは!?
と思うのですが、歯茎から歯が全然出ていなくても
大丈夫なものなのでしょうか!?

不安で仕方ありません。。

りり様 初めまして!アイエスデンタルクリニック院長・審美歯科医石田智子でございます。
 
 この度は、差し歯を取り換えるために根の治療を含めて治療中とのことですね。歯肉から歯が全然出ていない状態とのこと、ご心配なお気持ちをお察しいたします。

 確かにりり様のおっしゃる通り、土台を立てる場合にはできるだけ元の歯を残すようにいたします。
 しかしながら、元の歯を残せない場合もございます。
 
 今回は、根の治療を含めて治療を進めているとのこと、根の治療の際は、感染象牙質 すなわち 虫歯菌に侵されている部分 を残さないようにしています。ですので、元の歯が虫歯になっている場合は、その部分をしっかりと除去してから根の治療を行っていきます。

 また、根の治療を行った際は元の歯が残っていたとしても、土台を入れる時に歯質が薄い部分が残っていたりすると土台が外れやすくなる原因になるので、そこを削って土台を作ります。

 虫歯や薄い部分が無かったとしても。元の歯が変色して濃い黄色や茶色になってしまっている場合も、入れる予定のクラウンの素材によっては元の歯のお色が透けてしまうことがあるので、変色部分を削ってから土台を入れます。

 今回のりり様の治療の場合も、以上の3つの理由のどれかに当てはまるかと存じますし、土台をお入れする場合は元の歯があまり残っていなくても接着さえきちんと行えれば問題ございません。

 ご不安な事は全てご担当医先生にご相談なさって、納得なさった上で、より良い治療を受けられとよろしいかと存じます。

 りり様の歯が一日も早く良い状態になり、笑顔が益々輝きますことをお祈りいたしております。
 どうぞお大事になさいませ。 石田智子
 



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