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セラミックの加工方法について

2018.07.17

1 被せものの基礎となる制作方法

自費での被せ物ができるまでの制作過程も様々な種類があります。基本的に、金属を一切使わないオールセラミックの被せ物は「CAD/CAM(3Dプリンター)」か「プレス」の二種類の制作方法があります。

CAD/CAM (3Dプリンター)

CAD/CAMはお口の型どりをして作る石膏模型や、口腔内を機械でスキャンしたデータをもとにパソコンで被せ物の設計をして、設計したデータをもとに、セラミックやジルコニアのブロックを削り出します。

プレス

プレスタイプのものは、セラミックのブロックを機械にセットし、ブロックを高温で溶かします。それを被せ物の型に押し流し込み、被せ物を制作します。

メタルボンド

すべてセラミックではなく、被せ物の内側や半分が金属で出来ている被せ物があります。
「メタルボンド」といい、金属で被せ物を作った後、上からガラスセラミックを焼き付けて再現しています。これは、CAD/CAMが普及する前からある自費での被せ物で、一本だけのクラウンから複数欠損している場合のブリッジまで幅広く適応しています。

2 より本物の歯に近づけるために

制作した被せ物はそこで完成ではありません。削り出す、プレスして研磨して完成という場合もありますが、より一層、天然の歯に近づけるためには、またそこに色を付けたり、もう一層のセラミックを被せたりなどをします。主に3種類に分類されます。

レイヤリング法

これは制作した基礎となるジルコニア、またはセラミックのフレーム(被せ物の一番内側の部分)の上から、また素材を被せるという二重構造で制作する方法です。

カットバック法

これは全体的なものではなく、被せ物の半分をCAD/CAMやプレスつくり、半分パウダー状のガラスセラミックを筆で築盛して焼き付けて制作する方法です。

ステイニング法

これは、CAD/CAMや、プレスしてできた被せ物にステイン材で色を付け、歯の独特な色味やその人の特徴となる斑点や帯状の線などを着色して制作する方法です。

3 焼成して強度を付ける

フレームの上にセラミックを築盛したら、専用の機械にいれてしっかりと焼き付けて強度を出していきます。焼きついたら、研磨して形を細かく整えます。
焼き付けを行わない場合はブロックで削りだしたり、プレスをしたあとに研磨をして完成です。

4 進化する歯科用セラミック

オールセラミック(ジルコニア)クラウン1本ができるまでには、歯科用セラミックの種類によって制作方法も変わってきています。
審美性があるセラミックと、耐久性があるジルコニアですが、デジタル化が進む近年、CAD/CAMや新しい素材の登場により、従来のものの概念を覆すようなものが出てきています。
これから更に色々な性能を持つ歯科用セラミック素材がでてくると思います。

歯科用セラミックってなんだろう?⇒