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銀歯をセラミックにするメリット

2018.07.17

銀歯とセラミックの違いについて

いわゆる銀歯とセラミックの違いはただ見た目だけの問題ではありません。
保険で使用される銀歯は、金銀パラジウム合金と言い、金が12%、銀が役50%、パラジウムが20%、それ以外に銅、イリジウム、亜鉛、インジウムなどにより構成されております。この中で、金の12%とパラジウムの20%が保険による銀歯の決まりで、それ以外の配合に関しては特に決まりがなく、メーカーにより、いろいろな配分があります。それぞれの金属の添加の理由としては、単一の金属で使用するよりも、合金にすることにより、加工や強度などの扱いやすさが向上するからです。

もちろん、同じ理由で、いわゆる金歯にも様々な金属が添加され(こちらも、メーカーにより金属の種類や配合が違います)、金が主体の合金になっています。これは、24Kの金だけですと、お口の中で噛み合わせの強い力がかかると簡単に変形してしまうために、強度などを補填するために添加されています。その添加されている金属の中に、アレルギーの原因となる金属が含まれていると、金の詰め物や被せ物でも、アレルギーが発現する可能性があります。アレルゲンとならない金属を添加された金合金もありますが、こちらは、通常の金合金に比べると、非常に高価です。

また、金属アレルギーは、入れてすぐに異変を感じることが少ない遅延型アレルギーであることが多いです。遅延型アレルギーは、アレルゲンが許容量を超えると、今までなんともないと思っていたものに対して、突然、アレルギー反応が生じるために、コップの水に例えて説明されることが多いです。(コップの水があふれるまでは、何の反応もないように見えますが、コップの水があふれた瞬間、アレルギー反応がおきてきます。)以上の観点から、セラミックは美しさだけでなく、安全性、価格(アレルゲンを含まない金合金と比べて)の点からも、お勧めできる素材であると言えます。

記事ご協力
院長:高島 美祐

神谷町デンタルクリニック

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