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キレイな歯になろう! ウォーキングブリーチ

2018.07.17

ウォーキングブリーチとは

虫歯治療の過程で神経を取った歯は、時間とともに黒ずんできます。それが前歯だったりすると、気になる人もいるはずです。
このように一本だけ変色してしまった歯をホワイトニングする方法があります。それが「「ウォーキングブリーチ」と呼ばれるホワイトニング法です。
「ホワイトニングできないケース」の項でも触れましたが、神経のない歯に対しては、通常の歯の表面から行なうホワイトニングでは効果が弱いため、歯の内部から薬を浸透させて歯を白くする治療を行なうのが理想です。


ウォーキングブリーチとは、神経を取った歯だけに適用できる、ホワイトニングの方法。歯の表面にかぶせ物がない、削った部分が少なく詰め物が小さい歯が、この施術に向いています。ただ、この施術をするには、歯を削る必要があります。神経を取った歯の中にある詰め物を除去するため、歯の裏側を削ります。そして、神経を取る治療のときに削った穴の一部を利用して、そこに歯を白くするために薬を入れるのです。


漂白するための薬は、30%過酸化水素水と過ホウ酸ナトリウムとを混ぜ合わせたもの。神経がない歯に対する治療なので、痛みはまったくありません。
治療期間は、少し時間がかかります。
内部に薬を入れたまま仮の蓋をして、そのまま数日~1週間おきます。その後、また薬を入れ替える作業を3~7回ほど繰り返すと、徐々に白くなっていくのです。
患者の側にとっては残念なのですが、2006年4月の改定で保険適用がなくなってしまいました。治療費は自己負担となります。1歯1万円程度のようです。
効果の持続は、通常のホワイトニングと同じように、数年で元の色に戻るとされています。