重度変色歯の審美治療

重度の変色歯でも、ホワイトニング(漂白)により、白くすることは可能である。ただし、テトラサイクリン歯のような重度内因性の変色は、通常、半年以上の かなり長期間によるホームホワイトニングが必要である。しかも、縞模様となった強い変色部分は、なかなか脱色できないことがあり、結果的にラミネートベニ アによる修復治療が必要となることもある。
この場合でも、ホワイトニングしたことは、決して無駄になることはない。なぜなら、ラミネートベニアは、約0.5mmとかなり薄く、下地が透けてしまうた め、ホワイトニングにより下地となる歯が、少しでも白くなっていれば、透明感のあるラミネートベニアの作製に際し、有利な条件となる。
ただ、患者さんの要望で、はやく確実に歯を白くしたい場合には、ホワイトニングはせずに、初めからラミネートベニア修復を行うことになる。また、ラミネー トベニアは、色を白くできるだけでなく、歯並びや、欠けた歯、歯の隙間、歯の表面の凸凹も整えられる。症例2のように、歯並びも気になっている患者さんの 場合には、一石二鳥となる。
また、ホワイトニングは、オフィスホワイトニングよりもホームホワイトニングの方が、断然効果的であり、後戻りしにくい。オフィスホワイトニングでは、濃 度の高い薬剤を使用するが、短時間であるため、歯の深部にまで薬剤の効果は到達しにくい。ホームホワイトニングにより、長時間(5時間)、薬剤を作用させ ることで、深部の変色も脱色できる。

症例1、重度の変色歯をホームホワイトニングで改善

来院理由 : 上下の前歯の変色が気になる
治療法 : ホワイトニング ラミネートベニア
治療期間 : 約10ヶ月
治療費 : 総額 \35,2000+5%(消費税)
ホワイトニング \80,000+\72,000=\152,000
ラミネートベニア \100,000×2=\200,000

薬剤の副作用などによる重度の変色の場合でも、ホームホワイトニングを長期に行うことで、かなりの効果を期待できる。しかし、濃い縞模様の場合には、縞模 様が完全に消えない場合も多い。今回も、上の前歯2本に関しては、縞模様が残ったため、ラミネートベニアで治療を行った。
【治療例】
治療前薬剤による重度の変色があり、縞模様もかなり濃い部分がある。
ラミネートベニア形成後ホームホワイトニングを8ヶ月行ったが、上の前歯2本の縞模様が消えず、ラミネートベニアによる治療を行うこととし、表面を約0.5mm削った。
治療後上の前歯2本にラミネートベニアで治療を行うことで、縞模様はなくなった。
下の歯の縞模様は、あまり目立つことはないので、このままにした。
治療前 治療後

症例2、重度の変色歯をラミネートベニアで改善

来院理由 : 歯の色、歯並びが気になる
治療法 : ラミネートベニア、歯肉整形
治療回数 : 3回
治療費 : 総額 \760,000+5%(消費税)
ラミネートベニア   \90,000×8=\720,000
歯肉整形       \20,000×2=\40,000

ラミネートベニアは、短期間で、重度の変色だけではなく、歯並びや、歯の形まで、同時に整えることができる。この症例では、患者の希望により、ホワイトニ ングは行わずに、上の8本の歯にラミネートベニア治療を行った。2本の側切歯は、歯肉ラインを整えるため、歯肉整形を行い、ラミネートベニアの形体を工夫 し、自然な歯並びに整えている。
【治療例】
治療前薬剤による重度の変色があり、縞模様もかなり濃い部分がある。
ラミネートベニア形成後ホームホワイトニングを8ヶ月行ったが、上の前歯2本の縞模様が消えず、ラミネートベニアによる治療を行うこととし、表面を約0.5mm削った。
治療後上の前歯2本にラミネートベニアで治療を行うことで、縞模様はなくなった。
下の歯の縞模様は、あまり目立つことはないので、このままにした。
>> ラミネートベニヤについてはこちらから
資料提供
フォーラムデンタルクリニック
院長:坪田 健嗣先生
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