| 重度の変色歯でも、ホワイトニング(漂白)により、白くすることは可能である。ただし、テトラサイクリン歯のような重度内因性の変色は、通常、半年以上のかなり長期間によるホームホワイトニングが必要である。しかも、縞模様となった強い変色部分は、なかなか脱色できないことがあり、結果的にラミネートベニアによる修復治療が必要となることもある。 この場合でも、ホワイトニングしたことは、決して無駄になることはない。なぜなら、ラミネートベニアは、約0.5mmとかなり薄く、下地が透けてしまうため、ホワイトニングにより下地となる歯が、少しでも白くなっていれば、透明感のあるラミネートベニアの作製に際し、有利な条件となる。 ただ、患者さんの要望で、はやく確実に歯を白くしたい場合には、ホワイトニングはせずに、初めからラミネートベニア修復を行うことになる。また、ラミネートベニアは、色を白くできるだけでなく、歯並びや、欠けた歯、歯の隙間、歯の表面の凸凹も整えられる。症例2のように、歯並びも気になっている患者さんの場合には、一石二鳥となる。 また、ホワイトニングは、オフィスホワイトニングよりもホームホワイトニングの方が、断然効果的であり、後戻りしにくい。オフィスホワイトニングでは、濃度の高い薬剤を使用するが、短時間であるため、歯の深部にまで薬剤の効果は到達しにくい。ホームホワイトニングにより、長時間(5時間)、薬剤を作用させることで、深部の変色も脱色できる。 |
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症例1、重度の変色歯をホームホワイトニングで改善 |
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症例2、重度の変色歯をラミネートベニアで改善 |
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