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歯の被せ物による歯茎の変色「メタルタトゥー」とは?治療法は?

2021.01.14

金属の被せ物などで歯茎が変色します

歯茎の変色の原因として、メラニン色素による黒ずみのほかに、治療で使用した被せ物や歯の土台に使われている金属が溶出した場合や、治療で金属を削ったことによって、歯茎が黒ずんでしまうことがあります。
この黒ずみをメタルタトゥーと呼びます。

多くの場合、歯肉の奥深くまで金属イオンが浸透してしまっているため、電気メスなどで切り取る手術が必要となってきます。
また、変色の程度が重く広範囲におよぶ場合は、歯肉を移植するなどといった治療で改善が可能です。

■ファイバーコアを使用する
・金属を使用しないため金属の溶出による変色の心配がありません
・硬さや弾力性が天然歯に近いので、歯根が破折しにくい
・光の透過性があり歯に似た白さのため、透明感のある歯を再現できます
・金属を使用しないので、歯ぐきの変色や金属アレルギーなどの心配がありません

■オールセラミックを使用する
・金属を使用しないため金属の溶出による変色の心配がありません
・金属を使用しないので、歯ぐきの変色や金属アレルギーなどの心配がありません

メタルタトゥーを防ぐ方法

変色の原因となった金属を取り除いた後、土台にファイバーコアを使用したり、オールセラミックで被せるなど金属を使用しない、または錆びにくい金属を使用して治療を行うことでメタルタトゥーを防ぐことができます。