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歯科用セラミックについて詳しく知ろう

1 歯科用セラミックってなに?

歯科用セラミックってなに?

自費治療で使用される歯科用のセラミックは大きく分けて「ガラスセラミック」「強化型ガラスセラミック」「ジルコニア」に分かれています。
3種類それぞれ性質が異なり、それらを組み合わせることで審美性を重視した被せ物、耐久性を重視した被せ物にすることができます。
今回は自費治療の素材にしたいけどこういう情報どうなの?正直どんな性質か分からない、という方に歯科セラミックに関して更に詳しく説明します。

ガラスセラミック

ガラスセラミック

透明性がある「長石」というものが主成分で、高い透明性を持っていて、色調再現に優れています。

綺麗で透明感がある反面、割れやすい特徴をもちます。ガラスセラミックのみのものだとブリッジ以外の、インレー(詰め物)、ラミネートベニア、クラウンを制作することが可能です。

歯科用3DプリンタのCAD/CAMでブロックを削り出すか、歯科技工士が手動でパウダー状のガラスセラミックを築盛して焼き付ける方法で使用されます。

強化型ガラスセラミック

「二ケイ酸リチウム」が主成分のガラスセラミックです。
曲げ強度360〜400MPa(メガパスカル)を有するセラミックス材料で、高い耐久性を持つ素材です。(ガラスセラミックではだいたい100Mpaほどです。)

耐久性はありますが透明感はガラスセラミックには劣ります。
こちらはCAD/CAMで削り出した後に熱処理が必要です。また熱を加えプレスして制作されます。

ジルコニア

ジルコニア

ジルコニアは、金属であるジルコニウムの酸化物のことで、融点は2,700℃、熱伝導率がほかのセラミックよりも小さいため耐火材、断熱材として使用されます。

そして耐摩耗性、生体親和性、様々な用途に優れています。
ジルコニアは、そのままの純粋な状態で加工すると温度変化により結晶構造が変化し、体積変化が起こるため、劣化しやすく大きく収縮してしまいます。そのため、ジルコニアには「イットリウム」や「マグネシウム」などの酸化物を混ぜて「安定化」させます。

これらの安定化材がジルコニアの結晶に溶け込むと、構造中に酸素空孔が形成されてジルコニアは液体になるまで転移を起こすことがなくなるのです。

ジルコニアはその安定化材の量や種類によって四種類に分かれます。

従来型TZP
従来型TZP

従来の安定化されたジルコニアです。
白く単一的な色合いで、透光性はあまりありません。主にフレーム用(被せ物の一番中の部分)に使われます。

高透光TZP
高透光TZP

従来型よりも,光散乱の原因物質であるアルミナの含有量が少ないものです。
従来型のものより透光性が高いのでフルカントゥア(全体的な被せ物)にステイニング法(着色)をして制作されます。

PSZ系
PSZ系

イットリウムの含有量が多く、立方晶が共存しているため透明度が高く、審美的に優れたジルコニアです。
イットリウムによって低温劣化に強いが強度は落ちます。フルカントゥア適応です。

ジルコニア・アルミナ複合型
ジルコニア・アルミナ複合型

アルミナ粉末の中にジルコニア粒子、ジルコニア粉末の中にアルミナ粒子が加わっている新しいジルコニアです。従来のものより約3倍も丈夫ですが審美性はありません。
ブリッジなどのフレーム用で、強度があるので厚みも薄くできます。(被せ物の一番内側の部分)

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