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歯の形が気になる > ラミネートべニア(神奈川県 46歳 女性 主婦のQ &A)

カテゴリ:歯の形が気になる > ラミネートべニア

ラミネートベニアの耐久性など教えてください。
長い目でみたとき、どの方法が、メリットがあるのでしょうか?
20歳の娘のことでご相談します。
上の歯前歯4本隙間があり、話すとき、見栄え等で直してあげたいと思っています。
近くの歯科で見てもらったら、差し歯で全体をかぶせる方法(4本とも)と、ラミネートベニアでつける方法のところがありました。
親としては、自分の歯を出来るだけ削らず神経を取らない自分の歯を大事に出来る方法がいいと思っています。

ラミネートベニアの耐久性など教えてください。
接着剤でとりつけるとのことですがとれやすいのか?
まだ20歳なので長い目でみたとき、どの方法が、メリットがあるのか教えていただけたらと思っています。
よろしくお願いします。

[神奈川県 46歳 女性 主婦]

歯の形が気になる > ラミネートべニア

ラミネートの利点は歯を削る量が少ないこと。
欠点は、厚みが増すということです。
したがって、もともと歯の厚みのあまりないタイプの方や、前突感の少ない方には有効です。
反対に、もともと歯の厚みがあったり、上顎前突気味のかたには、あまりおすすめしたくありません。
一般的に取れやすいといわれるのは、「削りすぎ」による接着力の低下によるものだと思います。
エナメル質に対しての接着は強度がありますが、形や色へのこだわりからついつい削りすぎて象牙質を露出させてしまうことが多いのです。
以上のことから、ラミネートは本当の意味での適応症はあまり多くないといえます。
症例をきちんと選択しなくてはいけません。
セラミッククラウンの場合、自由度がましますのでその心配はなくなるものの、削除量は多くなります。
20歳という年齢を考慮して、矯正治療というのは選択肢にはないのでしょうか???
いまでは、裏側の矯正や、取り外し式の矯正など、いろいろな目立たない方法があります。
前歯4本に隙間があるということから、歯そのもののサイズが小さいのではないかと思いますが、まずは「健康な歯を削らない」ということを前提に、他の手段を含めて再検討されてみてはいかがでしょうか?