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歯を白くしたい > 神経のない歯(東京都 30歳 女性 その他のQ &A)

カテゴリ:歯を白くしたい > 神経のない歯

10年前に治療した2本の歯が黒ずんできてしまい、気になります。どのような方法で白く出来ますか?
10年以上前、前歯上下1本づつ治療いたしました。どちらも歯の裏側からの治療で、神経をどう処置したか記憶にないのですが、その2本だけが黒ずんできてしまい、写真を撮っても、そこだけ黒く写ってしまいます。とても気になるのですが、どのような方法で白くする事ができますか?

[東京都 30歳 女性 その他]

歯を白くしたい > 神経のない歯

まずは10年以上前にされた前歯への処置ですが、年数を経て歯が変色している点から察すると、神経を抜いて薬を充填するという処置をされたと考えられます。
こういった処置をされた歯は失活歯と呼ばれ、神経のある歯に対するような通常のホワイトニング処置では歯の色に変化がおきなくなります。失活歯に対して行うホワイトニングはウォーキングブリーチと呼ばれるもので、歯の中に直接ホワイトニング剤を入れて歯の漂白をしていくものになります。経過をみながら2〜3ヶ月くらいで終了となります。この方法の利点はあまり歯を削らなくてすむということです。欠点はどれだけ漂白されるか予測ができないということ、また神経、血管を除去され、もろくなった歯を強化することは出来ないということです。料金は1万円とお薬の交換ごとに2〜3千円かかります。

次にウォーキングブリーチ以外に歯を白くする方法としては、補綴処置(かぶせ物をする処置です)が挙げられます。この方法では表面に残っているご自分の歯を削り、上にかぶせ物をしていくため、歯の色がコントロールでき、もろくなった歯をガードできるという利点があります。治療期間は根の治療に問題がなければ1ヶ月以内に終わりますが、根の再治療が必要になるともう少し期間が延びます。このかぶせ物はもちろん保険内でも作ることができますが、より審美面を満足させ、強度的にも強いものを、ということになると、保険外のかぶせ物がおすすめとなります。だいたい10万円前後の料金がかかります。