笑うと歯ぐきが目立つ「ガミースマイル」原因と対処法を知ろう！

軽度のものならば、歯茎が見えにくいように笑うトレーニングなどで、目立たなくすることが出来る場合もあります。
しかし、自力で歯茎の形や唇の形を変えるということは困難であり、ガミースマイルを改善したい場合は歯科医院などで治療するのが適しています。

ガミースマイルを改善したい場合、どんな治療方法があるのでしょうか?歯科医院で行っている治療法の例をご紹介します。

・外科手術
上前歯の上の歯茎の一部を切除し、縫うことで歯茎を引っ込める方法です。ほかには、上顎の骨ごと切り、後ろへ引っ込める方法もあります。

・セラミックで歯の形を変える
歯の大きさが小さく歯茎の方が目立つという場合、歯を削りその上からセラミックでできた歯を被せる方法です。歯の大きさや形、位置をずらすことで歯茎のラインを下げ、目立ちにくくすることが期待できます。

・歯列矯正
出っ歯が原因で歯茎が目立っている場合は、歯列矯正で歯を後ろに動かすことにより、自然と歯茎も目立たなくなっていく場合があります。こちらは、期間をかけて歯を動かしていくので長い期間が必要になってきます。

「笑うと人より歯茎が目立つ」「人より歯茎の露出が多い気がする」なんて思ったことはありませんか?
話した時や笑った時に歯よりも歯茎が目立ってしまうことを、歯科ではガミースマイルといいます。

・歯並びはきれいだけど、ガミースマイルに悩んでいる。
・歯茎が見られている気がして、笑ったときに手で隠してしまう。

審美歯科ネットでも相談室にガミースマイルに関するお悩みが寄せられています。
⇒審美歯科ネット「相談室」

ガミースマイルのお悩みに対して、原因や治療方法などをご紹介します。

ガミースマイルの原因は歯茎に問題があるほかに、唇の筋肉や歯の大きさ、上顎の骨格などさまざまな原因があげられ、そのうち5つを例としてご紹介します。

(1)歯茎の発達
歯茎が発達しているためハリがあり、歯よりも歯茎が目立ってしまうという場合です。

(2)上唇が短く、口腔前庭が広い
上唇が短く、上前歯の歯茎の部分(口腔前庭といいます)が広い場合です。笑って口角が持ち上がった時に広い分、歯茎が露出してしまいます。

(3)上唇の筋肉の発達
上唇を動かす上唇の左右にある筋肉(口角挙筋といいます)が発達しているため、笑った時に唇に力が入りやすく口角が多く上がってしまうという場合です。

(4)歯が小さい
筋肉や歯茎の問題ではなく、歯の大きさが小さく歯茎の方が目立ってしまうという場合です。
※永久歯の歯の大きさは目安として1cm前後です。

(5)骨格や歯並びの問題
出っ歯で上顎が突出しているなどの骨格や歯並びで、歯と一緒に歯茎も目立っている場合です。

美容目的の場合、基本的には公的医療保険は適用されません。ガミースマイルの治療は口元の見た目の改善などが多いため公的医療保険の適応は難しく、多くの場合は自由診療(自費)となります。
しかし、先天的な病気やケガなどが原因とされるケースでは、公的医療保険が適用され治療できる場合もあります。

「自由診療は費用が…」という方でも、デンタルローンや歯科医院独自の分割払いなどを利用できる場合があります。
ガミースマイルの治療は外科手術を伴う場合もあり、治療費用が高額になることがあります。
そのため、治療を検討する際には費用面もしっかり考慮し、歯科医院と相談して治療を受けるかを決めることが必要になります。

デンタルローンについて詳しく知りたい方は下記の記事も参考にしてみてください。

⇒治療費用の分割払いについて