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ホワイトニング後の食事は要注意!おすすめメニューをご紹介

2021.12.14

ホワイトニング後の歯の状態とは?

歯の構造は、神経を象牙質が覆っており、その上をエナメル質が覆っています。普段見えている白い部分はエナメル質です。そのエナメル質の表面は唾液由来のペリクルという、タンパク質で物理的に保護されています。

ホワイトニング後は薬剤によってペリクルがはがれている状態のため敏感になっており、色素沈着しやすい状態になっています。(ホワイトニングがしみるのはペリクルがはがれて一時的に知覚過敏が起こっている場合があります。)

ホワイトニングではがれたペリクルは12~24時間程度で再生すると言われていますが、その間は食事など、着色の可能性があるものに対しては注意が必要なのです。

ホワイトニング後の食事まとめ

今回は「ホワイトニング後の食事」をテーマに、ホワイトニングのポイントと注意点について解説しました。せっかくのホワイトニング、ちょっとした努力と工夫で「白さの持ち」が変わります。

ホワイトニング直後は「色の濃い食べ物を避けること」がホワイトニング成功の大きなポイント。オフィスホワイトニングの場合は24時間色の濃い食べ物を控えることが推奨されています。なぜなら、ホワイトニング後は薬剤によってペリクルが一時的に剥がれており、色素沈着しやすい状態になっているから。ペリクルが再生されるまでの約24時間は「食べ物の色」に気をつけましょう。

ホームホワイトニングは一定期間継続的に薬剤を浸透させるため、オフィスホワイトニングと比べて飲食による後戻りのリスクは低いと考えられていますが、やはり色の濃い飲食を避けた方がいいでしょう。。こちらもマウスピースを外した直後の飲食物には気をつけて下さい。少なくとも1~2時間程度はコーヒーや紅茶などの色の濃い飲食を控えるようにしてみましょう。
また、マウスピースをしているときの飲食は薬剤を飲み込んでしまう原因となりますので避けましょう。特に熱い飲み物などはマウスピースが溶けて使用できなるので注意してくださいね。

ホワイトニングって歯に何が起こっているの?

ホワイトニングは専用の薬剤を歯の表面に塗り、歯の中へと薬剤を浸透させていきます。歯の表面には目に見えない無数の穴が空いており、薬剤はその穴の中を通り色素(有機物)を分解し、白くなるという原理です。
「白いシャツに着いたミートソースを漂白剤が分解して白くなる」というようなイメージです。

ホワイトニングには2種類あり、それぞれ白くなる具合が違います。

オフィスホワイトニング

歯科医院でホワイトニングを行う方法です。家で行うホワイトニングより濃度が高い薬剤を歯の表面に塗布し、専用の光を当てて漂白作用を促進させます。
1回で白くなれる場合が多く、短い期間で歯を白くしていきます。




デュアルホワイトニング
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングを並行して行うことです。自宅と歯科医院でホワイトニングを行うので、単独のホワイトニングより効果が早く期待できます。
ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を提供している歯科医院で一般的に受けることが可能です。

ホワイトニングに影響する、食べ物以外で着色するものは?

食べ物ではなくても、身近なもので着色する恐れがあるものがあります。

たばこ…電子タバコのような水蒸気性のものならば着色の心配は少ないですが、タールなどが含まれていてヤニが出るようなものは着色の可能性があります。

色の濃いうがい薬…うがいをよく行うという方はその日だけは控えたほうが良いです。うがい薬に含まれる色素も着色する可能性があるからです。

もし、色の濃いものを口にしてしまったら?
もし、色の濃いお食事やお飲み物をとる場合は、なるべく早めに歯を磨いてください。歯を磨くのが難しい場合は、お口をすすいだり、お水を飲んだりするだけでも違います。

ホームホワイトニング

歯科医院で専用のマウスピースを作ってもらい、家で毎日行う方法です。
マウスピースへ薬剤を塗布し一定の時間歯列に装着します。
1回で白くなるのではなく、毎日少しずつ歯の色を明るくしていきます。

ホワイトニング後におすすめの食事メニュー

では、どんな飲食物に注意が必要なのでしょう?下記は注意が必要な食べ物・飲み物の一例です。

ホワイトニング直後は避けたい飲食物
・ポリフェノールを多く含む食品
赤ワイン、黒豆、ぶどう、ココア、チョコレート

・お茶、飲料類
コーヒー、紅茶、ウーロン茶、コーラ、オレンジジュース、日本茶

・色の濃い食品
カレー、しょうゆ、ケチャップ、ソース、ほうれん草、カボチャ、オレンジ・ベリー類など色の濃い果物

・着色料を使用した食品

ホワイトニングをした後におすすめなもの
白い食べ物や色の薄い食べ物なら着色の心配が低いといわれています。
・牛乳、白味噌汁、水、白ワイン
・ご飯、パン、カルボナーラなどホワイトクリーム
・白菜、白身魚、うどん、しらす、大根など

ホワイトニング後の食事はどうしたらいいの?

ホワイトニングを行うと、人により差がありますが歯が元の色よりも白くなっていきます。しかし、ホワイトニングを1回行ったら、永久的に白さが続くというわけではありません。半年くらい経つと徐々に色が元に戻りはじめるといわれており、ホワイトニング直後の食事は特に注意が必要です。

今回は、ホワイトニング後の食事について注意するべきことを紹介します。