ホワイトニングってなに? ホワイトニング(メカニズム)
2018.07.17
メカニズム
ホワイトニングで歯が白くなるメカニズムを見ていきましょう。
ホワイトニングは、白くしたい歯の表面(エナメル質)にホワイトニング剤を塗ることからはじめます。塗ったホワイトニング剤に熱が加わることでホワイトニング剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素が酸素と水に分解され、分解された酸素とエナメル質に付着した汚れ(色素)が結びつき、それらを無色透明にする効果をもたらします。
実はエナメル質の汚れを無色透明にするだけでは完全に白くはなりません。それはエナメル質の内側にある象牙質の色によっても歯の色が決定されるからなのです。
象牙質を直接ホワイトニングすることは出来ませんから、象牙質の色をごまかす為にエナメル質の表面構造にマスキングをかける必要があるのです。
ホワイトニング剤に含まれる過酸化水素が分解し生成された酸素はこのマスキング効果ももたらします。角上のエナメル小柱を球状小柱に変化させることで黄ばんだ象牙質に光の乱反射をつくりだすのです。「エナメル質の汚れの無色透明化」と「エナメル質のマスキング」これがホワイトニングのメカニズムです。