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韓国のセラミック治療は安い?安さの理由や日本との違いについて解説!

歯を白くしたい、虫歯治療でも銀歯にはしたくない、きれいな歯並びにしたい…
理由はさまざまですがセラミック治療は自費診療であり、高額ですよね。

そこで、韓国ではセラミック治療にかかる費用が日本よりも安いと目にし、韓国での治療を検討している方もいるはず。

でも、海外での治療は不安ですよね。
治療の質はどうなのか、本当に安いのか、トラブルが起きたらどうなる?など…
日本と韓国のセラミック治療の差についてまとめました!

韓国で治療を検討している方はぜひ読んでみてくださいね。

掲載日:2022/2/7

韓国のセラミック治療は安い?安さの理由や日本との違いについて解説!

韓国のセラミック治療は安い?

韓国のセラミック治療は安い?

日本の審美歯科でセラミック治療を行う場合は自費診療であり、歯1本につき10万円程度が平均的な相場といわれています(詰め物、被せ物の種類や素材などで異なります)。

それに対して、韓国のセラミック治療にかかる費用は比較的安く、治療経験者によると1本につき約5万円程度だそう。確かに日本より安いですね。

「実際に安いなら韓国でいいじゃん!」と思った方はぜひ最後まで読んでみてください。

日本のセラミック治療は本当に高いのか?韓国でのセラミック治療は本当に安いのか?安くて問題はないのか?などさまざまな気を付けたいポイントをご紹介します。

治療費のほかに旅費がかかる

治療費のほかに旅費がかかる

韓国でのセラミック治療は歯科治療の値段だけ見れば確かに日本の平均価格より安いでしょう。

ですが、韓国までの交通費が別途かかります。
空港までのアクセスや選ぶ航空会社によっては、日本のセラミック治療の平均価格よりも高くなることも。
パスポートの取得や韓国での滞在費なども計算してみてくださいね。

韓国旅行のついでに歯科治療をすれば旅費は気にならない、という考え方もありますが、 滞在中に治療を終わらせるためには1日のほとんどを歯科医院で過ごすことになってしまうことも。

記載通りの費用とは限らない

記載通りの費用とは限らない

また、韓国の歯科医院をよく調べて安いところへ行ったはずなのに、記載されていた費用以上の金額がかかってしまうことも。

実は記載されている費用は「セラミックの被せ物」だけの価格であり、そのほかの施術費や診療代がとられて高額になることもあるようです。

また、安いセラミックは質が悪いとして、質のいい高い値段のセラミックを勧められる、高いほうしか在庫がないといわれてしまうなどさまざまな可能性が考えられますね。

日本と韓国の歯科治療のクオリティの差は?

日本と韓国の歯科治療のクオリティの差は?

日本は歯科治療への意識が低い、といわれているのは有名な話ですね。
実際、日本では公的医療保険を適用した虫歯治療に銀歯が多く用いられていますが、海外諸国では既に銀歯を使わない国が多いんです。
しかしこれは公的医療保険が適用される素材の問題であり、日本の歯科治療のクオリティが低いということではありません。

セラミック治療は自費診療であり、治療のクオリティは歯科医院、歯科医師ごとに異なります。
そのため、ハイレベルな治療技術を活かした処置を患者さんに対して行っている歯科医院ももちろんあるのです。

韓国でもセラミック治療は自費診療であり、美容整形と同じような感覚で行われています。
韓国は美容意識が高いとされており、セラミック治療もメジャーですが、歯科治療としてのクオリティが高いかについては不透明でしょう。

韓国でもクオリティが高い治療を受けられる歯科医院を選ぶ必要があるといえますね。

韓国でセラミック治療を受けるデメリット

韓国でセラミック治療を受けるデメリット

そのほか、日本で歯科治療を受けることと韓国でセラミック治療を受けることを比較した場合のデメリットをご紹介します。

トラブルが起きた時に対応できない

トラブルが起きた時に対応できない

日本で治療を受けて何らかのトラブルが起きた場合、すぐに治療を受けた歯科医院へ通院しますよね。

ですが、韓国で歯科治療を受け、帰国後にトラブルが起こった場合、もう一度韓国に渡航して再治療を受けるというのはなかなか難しいでしょう。
再度行くことができたとしても、トラブルが起きてから時間が経ってしまいます。

また、韓国へ行くことができず日本の歯科医院を受診した場合、対応ができない、保証が受けられない可能性もあります。

セラミック治療後のよくあるトラブルとしては、セラミック治療を受けた歯に痛みが出る、セラミックがすぐに割れてしまう、外れてしまう、よく見たら形が気に入らないなどがあります。
放っておくと歯の状態が一層悪くなってしまう可能性もあり、すぐに治療を受けることができないのは大きなデメリットかもしれませんね。

日本語が通じない

日本語が通じない

日常会話などの韓国語は多少できると思っていても、いざ診察を受ける際に歯科専門用語がわからず、歯科医師が伝えてくれたニュアンスを正確に理解できない可能性もあります。
日本の歯科でも知らない単語が出てくることはよくありますよね。

メリット・デメリットなどの説明がわからないまま実際の治療を受けてしまう、 使用する素材がどんなものかわからない、治療方針を正しく理解できない、といった問題は、後々大きなトラブルに繋がることもあります。

特に自費診療の歯科治療は受けたい治療内容だけでなく、素材や治療の方法、 その後の管理方法などさまざまなことを患者さん自身で選ぶ必要があり、理解できないまま治療を受けてしまうのはできるだけ避けましょう。

信用できるかわからない

信用できるかわからない

韓国の歯科医院の口コミを調べるためには、やはり韓国語でのリサーチが必要です。

そのため、治療を受けたいと思った歯科医師が信用できるかどうか、治療のクオリティが高いかどうかなどを調べるハードルが高くなります。
また、治療を担当する歯科医師の実績や、韓国の医師会の所属なども、調べることは難しいかもしれません。

信頼できるサイトかどうか、口コミが本当かどうかをしっかり下調べしましょう。

治療費が高額になる可能性

治療費が高額になる可能性

治療は韓国語でのコミュニケーションが必要なため、本来希望していなかった治療をされてしまったり、 希望していない部位の治療まで受けることになり、請求額が当初の予定よりも高額になってしまう可能性もあります。

また、必要な治療だから!と押し切られるかたちで治療を受けた結果、表示料金よりも費用が増してしまうケースも考えられます。
本来想定していた金額よりも治療費がかさんでしまったとしたら、安いことを理由に韓国まで治療を受けに行った意味がなくなってしまうかもしれません。

まとめ

韓国でのセラミック治療は確かに表示されている治療費だけを見れば日本のおよそ半額で安く受けることができます。
しかし、渡航費や保証などのアフターケア、コミュニケーションの難しさ、帰国後のトラブル対応が難しいといったリスクもあります。何より、治療前に想定していた費用よりも高くついてしまう可能性も。

歯は日常生活においても頻繁に使用する部位であり、いわば一生にわたって付き合っていく箇所といえます。
値段だけで決めずに、歯を長く健康に使えるのはどちらかをよく考えてみることも大切かもしれません。

目先の値段だけにとらわれることなく、総合的なメリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、患者さん自身が後悔することのないような決断をしてくださいね。

【監修歯科医師】

総監修 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事
  • 歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加
  • 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
    [参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0
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記事提供

この記事は、株式会社メディカルネット(東証グロース上場)の提供でお届けしております。社内の歯科医師、及び、歯科衛生士、歯科技工士による監修のもと記事の作成を行っております。

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