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歯を白くするためのホワイトニング用マウスピース

歯科医院で受けるホワイトニングは、歯科医院で治療を受ける「オフィスホワイトニング」と、薬剤とマウスピースを受け取って自宅で毎日行なう「ホームホワイトニング」の2種類があります。
今回は、ホームホワイトニングにフォーカスを当てて解説します。
ホームホワイトニングで患者さんが不安に思うことは「自分でうまく塗れるか」ということではないでしょうか。たしかに、オフィスホワイトニングであれば施術に慣れたスタッフが担当するので、より安心して受けることができるでしょう。

しかし、ホームホワイトニングでもムラなく歯を白くできるよう、特別なマウスピースを渡されます。このマウスピースの性質や使い方、市販品との違いなどについて、見ていきましょう。

掲載日:2020/11/17

歯を白くするためのホワイトニング用マウスピース

1. ホワイトニング用のマウスピースとは?

歯を白くするためのホワイトニング用マウスピース

ご自身でホワイトニングをするホームホワイトニングは、薬剤を歯に塗るときにマウスピースを使用します。
一般的にマウスピースというと、まず思い浮かべるのは寝ているときなどに無意識にしてしまう歯ぎしり食いしばりの防止として使用するものではないでしょうか。
こうしたマウスピースは公的医療保険が適用され歯科医院で3,000~5,000円ほどで作製できるもので、「ナイトガード」とも呼ばれます。これをつけて眠ることで、顎にかかる負担を減らすだけでなく、歯と歯が強く干渉してダメージを受けることを防止し、歯ぎしりなどによる音も出ないようになります。
このほか、スポーツでのケガの防止パフォーマンス向上などの目的で装着する場合もあります。ラグビーのように選手同士が激しくぶつかり合うようなスポーツでは、口の中を切ったり歯を破折したりするなど、ケガのリスクが高くなります。こうしたケガの予防でマウスピースを装着することがあり、「マウスガード」とも呼ばれています。また、装着によって集中力が向上するともいわれており、パフォーマンスを高める目的で使用されることもあります。
一方のホワイトニングで使うマウスピースは、歯にまんべんなく薬剤を行き渡らせる目的で歯に取り付けます。
歯科医院でホームホワイトニングを受けるときには、歯型に合わせて作製したマウスピースを使うことになります。

2. 歯科医院のオーダーメイドと既製品…マウスピースの違い

歯を白くするためのホワイトニング用マウスピース

歯科医院では、患者さん一人ひとりの歯型に合わせてマウスピースを作製する、オーダーメイドになっています。
作製の手順としては、まず虫歯や歯周病の有無を調べます。虫歯などがあれば先に治療し、問題がないことを確認してからクリーニングへ。歯の表面に付着している着色や歯垢などを取り除きます。それから、患者さんの歯型を採り、この模型をもとに特殊な装置を使って透明なマウスピースを完成させます。作製にかかる期間は、通常3~4日ほどです。歯科医院へマウスピースと薬剤を取りに行き、ご自宅でのホワイトニングができるようになります。

一方、市販されているマウスピースは既製品なので、患者さんの歯型に合わせて作られたわけではありません。そのため、購入してはめてみてもうまく合わないことがあります。

3. ホームホワイトニングの価格相場は?

歯を白くするためのホワイトニング用マウスピース

ホームホワイトニングは審美目的の治療となるため、自費診療となります。医療費控除の対象にも基本的になりません。そのため、施術する歯科医院によって価格は異なりますが、マウスピースの作製と薬剤を含めた相場は15,000~30,000円くらいになると考えられます。施術する歯科医院や薬剤・マウスピースの種類などによっては、こちらの相場と異なることもあるので事前に確認することをおすすめします。

一方で、市販のホワイトニング効果をうたっている歯磨き粉などは、1,000~3,000円、オフィスホワイトニングのように、市販の薬剤とライトを照射できるマウスピースがセットになったホワイトニングアイテムは、3,000~7,000円くらいのものが多く販売されています。
また、簡易的なマウスピースも単体で500~1,000円ほどで販売されていますが、既製品のため薬剤が漏れやすい可能性があるのでご注意ください。

4. ホワイトニング用マウスピースの使い方

歯を白くするためのホワイトニング用マウスピース

ホームホワイトニングの方法は、まず、きれいに薬剤を塗るための準備として歯を隅々まで磨きます。そして、マウスピースのホワイトニングする歯が当たるところに薬剤を注入します。分量の目安は薬剤にもよりますが、1箇所につき米粒1~2つ分くらいとなるでしょう。そして、鏡を見ながらゆっくりマウスピースを装着します。このとき、薬剤がマウスピースからはみ出して歯茎や舌などについた場合は、 ティッシュなどで拭き取るようにします。薬剤が全体に行き渡ったことを確認し、1~2時間ほど装着。マウスピースを外し、うがいをして再び歯を隅々まで磨きます

使い終わったマウスピースはそのままにせず、歯ブラシで洗ったり流水下にて洗浄し乾燥させます。マウスピースは熱に弱く変形する場合があるので、お湯では洗わないようにしてください。夏場などは、冷蔵庫などの涼しい場所で保管するとよいでしょう。

こうした手順を2週間ほど続けることで、歯の白さを実感できるようになってきます。1回の施術で歯の白さがわかるオフィスホワイトニングに比べると効果を実感しにくいかもしれませんが、徐々に歯を白くしていくことで、もとの色に戻りにくいというメリットがあります。「イベントなどを控えていてすぐに歯を白くしたい」というような理由がなく、なるべく歯の白さを長持ちさせたい場合は、ホームホワイトニングも選択肢に入れて考えるとよいでしょう。

歯茎に強い痛みを感じる場合は、一度マウスピースを外してください。また、歯が染みるような痛みを感じる場合も使用を一旦控え、ホワイトニングの施術を受けている歯科医院に相談するようにしましょう。

【監修歯科医師】

総監修 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事
  • 歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加
  • 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
    [参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0
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記事提供

この記事は、株式会社メディカルネット(東証マザーズ上場)の提供でお届けしております。社内の歯科医師、及び、歯科衛生士、歯科技工士による監修のもと記事の作成を行っております。

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