TOP

歯医者を変えたい!審美歯科を転院する時のポイントとは

今通っている歯科医院での治療が長引いている、先生の説明が足りない、治療に不満があるなど、転院を考えていませんか?

また、歯科医院に不満はなくても遠方への引っ越しや転勤などによって、転院を余儀なくされることもありますよね。

でも、実際に転院するとしたらどうしたらいいのか?
必要な手続きや、歯科医院同士の引き継ぎはしてもらえるのか?
など、転院に関する疑問や転院するときのポイントをご紹介します!

掲載日:2021/12/16

歯医者を変えたい!審美歯科を転院する時のポイントとは

審美歯科を転院したい…

審美歯科を転院したい…

審美歯科はお口の中をよりきれいにする治療です。
せっかくお口の中をきれいにしようとしているのに、

・希望通りの治療が受けられない
・担当医の示す治療方針に納得ができない
・担当医と合わない
・予約がなかなかとれない
・説明がなくて治療に不安がある

など不安や不満がある歯科医院で治療を受けたくはないですよね。

審美歯科を転院したい…

治療を始める時にしっかり選んで歯科医院を決めたつもりでも、治療を受けているうちにやっぱり別の歯科医院で治療を受けたいと考えることもあるはずです。

「転勤が決まった」「引っ越しすることになった」などの理由で、転院をしなくてはいけないことも。

でも、転院したいけどどうしたらわからない、転院で引き継ぎをしっかりしてもらえないかもしれないのでは、と不安な方も多いのではないでしょうか。

転院理由ごとに審美歯科の転院方法やポイントなどをご紹介します。

審美歯科を転院するには?

それでは、審美歯科を変えたいと思ったら、どのような行動を取ればよいのでしょうか。

転勤や引っ越しの場合

審美歯科を転院するには?

担当の歯科医師に、転勤や引っ越しのために転院が必要になったことを伝えましょう。
引越し先に同じ系列の歯科医院がある場合や提携している歯科医院がある場合は、紹介してもらい治療を続けることが可能かもしれません。

新しくご自身で探す場合は、通院している歯科医院から診断書や検査資料などを提供してもらうと次の歯科医院でスムーズに治療を受けることができますよ。

そして、重要なのは転勤や引っ越しが決まったら早めに歯科医院に伝えることです。

転院時期に合わせて治療の区切りを付けたり、支払い済みの治療を完了させるために治療時間を長くとるなどの調整が必要なことも。

転院ギリギリに伝えると、治療状況によっては「なんとか治療の区切りまでは遠くから通院してほしい」なんて言われてしまうかもしれません。

特に被せ物の治療は、型取りから最終的に被せるまでは同じ歯科医院に通院する必要があるケースが多いようです。
1~2回の治療で終わるのでお休みの日を使って来てほしい、と言われることもありますのでよく担当医と相談してみてくださいね。

そのほか、次の治療まで時間が開いてしまうと、状態が悪化して予定していた治療の前に優先して治療することになるなど治療計画の変更もあり得るのです。

歯科に不満がある場合

審美歯科を転院するには?

転院する時は、通院中の歯科医院から診断書や検査資料などをもらっておくことがベストです。

しかし、「通院している歯科医院にはもう行きたくない!」という場合は診断書や検査資料がなくても転院することができます。

ただし、資料がないためもう一度検査を受けなおす必要があったり、既に行われている治療の詳細が引き継がれない可能性があることは覚えておきましょう。

また、「なんとなく先生と合わないから転院したい」というのも転院の理由としては十分ですが、なぜ担当医と合わないのか、 具体的に嫌だと感じたところ、不満があったところをはっきりさせてみてください。

ただなんとなく、では次の歯科医師とも合わない気がする、を繰り返してしまうかも。

「治療中の痛みが辛い」「早く治療を終わらせたい」「最終的な治療費を聞きたい」「治療内容について説明がほしい」「不安を相談する時間がほしい」など、 転院先に求める条件を1つ絞って探してみましょう。

審美歯科を転院するには?

もし、現在の担当医と話はできるが治療方針に納得ができない、という理由で転院を希望されている場合は転院する前に、 ほかの先生ならばどう対応するかなどの意見を聞く「セカンドオピニオン」を利用してみませんか?

転院してみたけど同じ治療方針を提案されたので転院した意味はなかった、なんてことになったらもったいないですよね。

セカンドオピニオンを受ける時は、担当の歯科医師に事前にセカンドオピニオンを希望することを伝えて診断書や検査資料をもらいましょう。

セカンドオピニオンとは~セカンドオピニオンは患者さんの権利です~ では、セカンドオピニオンについて詳しくまとめていますので、ぜひご覧ください。

セカンドオピニオンは誰でも受ける権利があるのですが、残念なことに、セカンドオピニオンを受けると言うとその後の治療を行うことを拒否する歯科医師もいるようです。

また、セカンドオピニオンは保険が適用されませんので、歯科医院によって値段設定が異なりますので、事前に問い合わせしましょう。

転院をするときのポイント

通院中の歯科に伝える

転院をするときのポイント

上記でも少しご紹介しましたが、まずは転院することを通院している歯科医院に早めに伝えましょう。

同じ系列の歯科医院や提携している歯科医院を紹介してもらえるほか、行う予定だった治療を受けられる歯科医院を探してもらえることもありますよ。

すでに自分で転院する病院を決めている場合は、通院中の歯科医院に転院する旨を伝えて診断書や検査資料などを受け取ってください。

また、もう二度と行きたくない!という場合は仕方ありませんが、歯科医院に不満があって転院する場合も一言伝えておくと良いでしょう(理由は伝えなくても構いません)。

転院をするときのポイント

患者さんが治療途中で来院しなくなると、歯科医院側は患者さんに何かあったかと心配してしまいます。
予約は取ったけど行くのをやめる、と決断した場合も同様に、せめて予約のキャンセルだけでもしておくと良いですよ。

転院後に、以前治療を受けた部位にトラブルが起きた、転院先でもうまくいかずやっぱり戻りたくなったなどの理由で再び通院する可能性もゼロではありません。
良好な関係を保って転院しておくことが後々の自分のためになることもあるのです。

転院先をしっかり調べる

転院をするときのポイント

同じ系列や提携の歯科医院の紹介以外は、基本的に転院先は自分で探す必要があります。

適当に転院先を選んでしまうと、治療の方針が異なってしまったり、不満を解消できないリスクがあります。
転院先はしっかり調べる必要があるのです。

まずは転院を希望する歯科医院のホームページを見てみてください。
取り扱っている治療に内容や診療時間、医院の方針など自分が希望する治療が受けられるかどうかをよく確認しましょう。

また、歯科医院の口コミを見るのも大切です。

転院をするときのポイント

ただし、中には些細なトラブルやクレームで低く評価していたり、自分自身の勘違いによって歯科医院には問題が無いにも関わらず低評価をつけているものもあります。
インターネットでは誰でも書き込めるため、いわゆるサクラと呼ばれる、通院していないのに書いた口コミやその歯科医院の身内が書いた高評価の口コミも。

どの口コミも、点数だけを鵜呑みにせず、評価の中身もよく読んで精査しましょう。
サクラが口コミを書き込むことのできないシステムのサイトの口コミをチェックすることも効果的ですよ。

また、引越し先で生活して仲良くなった近所の方やお店の方などに、病院の評判などを聞いてみるという方法もあります。
地元の方ならではの情報が聞けるかもしれません。

治療途中の転院はリスクもある

治療途中の転院はリスクもある

転院することによって、希望の治療を受けることができたり、より自分に合う歯科医師と出会うことができる一方、転院することによってデメリットが生じるリスクがあります。

なんとなくで転院してしまうともったいない、自分のお口にとって良くない可能性も。
転院によって起こり得るリスクについてもしっかりと把握しておきましょう。

費用が余分にかかる

治療途中の転院はリスクもある

審美歯科は公的医療保険の適用外であり、費用は歯科医院が独自に決定することができます。

そのため、同じ治療を希望しても歯科医院ごとに費用は異なり、転院先の歯科医院のほうが高い費用が掛かることも。

また、既に通院中の歯科医院で治療費を支払っている場合は、転院によって再度費用を支払う可能性があります。

自費治療である場合は転院する関する返金についても歯科医院が決めることができ、自己都合による転院の場合は返金されないケースが多いようです。
その場合、現在の歯科医院と転院先の歯科医院で新たに発生した費用の二重支払いが必要となります。

現在の歯科医院の費用設定に疑問があって転院を考えている場合は、転院することによってより高額な費用が掛かってしまうかもしれないので注意が必要ですね。

検査をやり直すことがある

治療途中の転院はリスクもある

転院先では治療を再開する前に、検査や診断をしなおすことがほとんどです。
診断書や検査資料をもらっている場合も、再度検査をすると思っておいた方がいいでしょう。

検査を受ける分、治療の進みが遅くなるほか、検査の結果によっては治療の方針が変わることもあり得ます。

お口全体を考慮した治療がしにくくなる

治療途中の転院はリスクもある

噛み合わせなどの機能のこともあり、歯科では問題の無い歯を含めた口の中の全体を考慮した治療(一口腔単位の治療)を行うことがベースとされています。

「かかりつけ歯科医」を持ち、同じ歯科医師に長く口の中を診てもらうことで、これまでの治療歴やお口の中の状態を考慮したうえで歯科治療を受けることが大切といわれていますね。

治療が必要になる度に別の歯科医院へ通院する方もいますが、お口の中全体を考えた治療を受けるという意味では1つの歯科医院で長く治療を受けることがおすすめされます。

腕の良くない歯科医師にあたってしまう

治療途中の転院はリスクもある

転院先の歯科医師が必ずしも転院前の歯科医師より納得できる、高度な治療をしてくれるわけではありません。

むしろ「以前よりも腕が悪い」「態度が悪い」と感じてしまうケースもあります。
ホームページを見たり口コミなどを読んだりすることで、歯医者さんの評判を事前に集めておきましょう。

歯科医院では同じように歯の治療をしており、転院先では治療途中の歯をそのまま、あるいはより良い方法で治療してくれるかも、と思うかもしれませんが、実はそれは難しいことなのです。

歯科医院での治療は歯科医師の考え方や治療方針、治療技術に左右されます。
そのため、患者さんにとっては治療の続きを受けると思っていても、歯科医師にとっては患者さんをイチから治療するという考えになることもあるでしょう。

まとめ

まとめ

通院している歯科医院に不安や不満があるまま通院するのも辛いですよね。
転院にはリスクもありますが、現状より良くなる可能性も十分にあります。

転院を考えている場合、まずはなぜ転院したいのか、次の歯科医院に求めることは何かをよく考えてみましょう。

そのうえで、事前にしっかり歯科医院の評判や治療の取り扱いを確認し、まずは治療の相談(カウンセリング)に行ってみてはいかがでしょうか。

【監修歯科医師】

総監修 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事
  • 歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加
  • 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
    [参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0
監修記事 一覧

記事提供

この記事は、株式会社メディカルネット(東証グロース上場)の提供でお届けしております。社内の歯科医師、及び、歯科衛生士、歯科技工士による監修のもと記事の作成を行っております。

株式会社メディカルネットは、「インターネットを活用し 健康と生活の質を向上させることにより 笑顔を増やします。」というミッションのもと、歯科医療プラットフォームビジネス・領域特化型プラットフォームビジネスにおいて、国内外でトップ企業を目指しています。

審美歯科医院を探すなら「審美歯科ネット」

審美治療を行なっている歯科医院を、全国地図から簡単に検索できます。お近くの審美歯科医院をお探しの場合にもぜひご活用ください。

歯科医院一覧