TOP

"スマイルライン"が整うときれいな笑顔になります

口角をあげて微笑んだ際にきれいな歯が見えると、ヒトの印象は良くなります。「きれいな歯」というと、白く整った歯の形と大きさが想像されがちですが、 その他にも、前歯の歯並びも重要なポイントとなってくるのです。

笑った時に唇と前歯の位置関係のバランスが取れていることを歯並び、「スマイルライン」と呼びます。きれいなスマイルラインを作ることができれば、ワンランク上の笑顔を身につけられるかもしれません。

掲載日:2021/1/20

スマイルラインが整うときれいな笑顔になります

理想的な笑顔とは?

唇とのバランスがいい前歯のラインのことを、「スマイルライン」と呼びます。
スマイルラインに関しては下記にて詳しくご説明します。
ほかにも、微笑んだ時の上唇のラインを指す「リップライン」が上側の前歯が1本見える程度の高さで一直線になっているものが、理想とされています。

歯肉のラインを指す「ガムライン」もまた、歯や唇のラインと同じく、ヒトに与える印象という点で重要なものとなってきます。 歯肉の形は個人差がありますが、左右が対称に近い形になっているものが、より美しく見えるとされます。

また、鼻先と下あごの先を結ぶ線である「Eライン」は、横顔の美しさの評価で重要な要素となります。日本人の場合、欧米人に比べ鼻が低いため、 上下の唇がこのEラインにほぼ接するぐらいの場所にあるか、それよりも少し内側の位置にあると、理想的なEラインが形成できると考えられています。

スマイルラインとは

「スマイルライン」を形作るのは、口角を上げて笑った時に見える、上側の前歯の先端同士を結んだ線のことです。
きれいなスマイルラインは口元の印象を大きく変えるポイントの1つです。
口元の印象は、顔の印象や好感度を左右するという研究結果もあり、スマイルラインを整えることで大きく印象を変えることができるかもしれません。

女性の理想的なスマイルラインとは

smileline_img_1

基本的には、スマイルラインが下唇のラインに沿ったカーブを描いていると、相手に良い印象を与えやすいとされています。

それに加えて、軽く唇を開けている時に上の前歯が2mmほど見え、笑った時にできる上唇のラインと歯茎のラインが一致していて見えなくなるか、あるいは歯茎が1mm程度見えると良いでしょう。

また、より美しく見える要素は、歯のサイズも影響してきます。具体的には、正面から見た際に、中切歯(一番前の歯)が犬歯(前から3番目の歯)よりも少し長いか、同じくらいの長さであると良いとされます。 そして、側切歯(前から2番目にある歯)に関しては、中切歯に比べて6~7割程度のサイズであれば良いとされています。

男性の理想的なスマイルラインとは

smileline_img_2

男性の場合は女性とは異なり、スマイルラインのカーブが強調されずに、水平に近い線を描くほうが良いものであるとされています。

このラインが直線に近い形になると男性的な印象が強まり、緩やかな弧を描いている場合は女性的な印象が強まるため、同じスマイルラインであっても、男性と女性では良いとされる基準が異なります。

綺麗なスマイルラインになるには?

スマイルラインを改善する方法の一つとして、歯列矯正や審美歯科治療があります。前歯の歯並びが理想的なスマイルラインに沿っていなかったり、歯並びがでこぼこになっていても、 ワイヤーやマウスピースを用いた矯正によって改善を図ることで、美しいスマイルラインを形作ることは可能です。

ただし、歯のサイズが揃っていない場合や、歯の一部に欠けや削れが生じている場合といったケースにおいては、歯科矯正だけでは改善が難しいこともあります。 そのようなケースでは「ラミネートベニア」といった治療を組み合わせることで改善可能となります。

また、セラミックによる被せ物の治療を行えば、特定の歯が理想よりも小さくなっている場合でも、全体のバランスがより良くなるよう、歯の形を整えることができます。 それに加えて、歯茎の見える範囲、歯の形やサイズといった要素を、より理想に近づけていくことも可能です。

綺麗なスマイルラインで素敵な笑顔に

対面する相手に好印象を与える笑顔は、スマイルラインも重要です。 加えて、リップライン、ガムライン、Eラインといった要素が重なり合い、総合的に美しいと感じられる笑顔が構成されてきます。

もし、スマイルラインが理想とは少し違った場合、先述したような方法によって改善できる確率が高いです。 今回紹介した良いスマイルラインの基準を参考にして、理想的なスマイルラインに近付き、ワンランク上の笑顔を身に着けてみてはいかがでしょうか。

【監修歯科医師】

総監修 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 歯科医師:古川 雄亮 先生
  • 国立大学歯学部卒業後、大学院において歯のエナメル質の形成に関わる遺伝子研究を行い、アジア諸国で口腔衛生に関連する国際歯科活動にも従事
  • 歯学博士修了後、南米の外来・訪問歯科診療に参加
  • 2019年10月10日Nature系のジャーナルに研究論文「HIV感染患児における免疫細胞の数と口腔状態との関連性について」を公開
    [参照URL] https://www.nature.com/articles/s41598-019-51077-0
監修記事 一覧

記事提供

この記事は、株式会社メディカルネット(東証グロース上場)の提供でお届けしております。社内の歯科医師、及び、歯科衛生士、歯科技工士による監修のもと記事の作成を行っております。

株式会社メディカルネットは、「インターネットを活用し 健康と生活の質を向上させることにより 笑顔を増やします。」というミッションのもと、歯科医療プラットフォームビジネス・領域特化型プラットフォームビジネスにおいて、国内外でトップ企業を目指しています。

審美歯科医院を探すなら「審美歯科ネット」

審美治療を行なっている歯科医院を、全国地図から簡単に検索できます。お近くの審美歯科医院をお探しの場合にもぜひご活用ください。

歯科医院一覧