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りんさん(埼玉県)の相談

カテゴリ:被せ物の形や色

私は、10年くらい前に(10歳くらいの時)に上の前歯が2本折れてしまい、
片方は神経を失ってしまったため差し歯です。
もう1本は折れた部分に詰め物のようなものをしていますが、
神経がないのか茶色っぽくなってきてしましました。

その2本が前に出ていて、口を閉じても前歯が少し見えてしまいます。

下の歯もきれいなほうではないのですが、
この上の前歯の色と歯並びをなんとかしたいと思っています。


来年の4月から働き始めるので、できればそれまでに治したいのですが
どんな治療が良いのか教えてください。

相談メールを頂きました 南青山 片桐歯科医院 院長片桐貢平です
りんさんのご相談メールの日時が11月26日となっておりますが
当院への以来が参りましたのは本日12月18日でございました

若干ご質問から返答まで期間が開いておりますが、参考になりましたら幸いでございます


前歯2本の変色と歯並びについてのお悩みについて
変色をしている、詰め物をしてあるほうの歯に関しては、りんさんのお考えのように神経が無いためか、もしくは神経があっても中で何らかのダメージを受けている状態で変色してきたものと思われます

この場合、神経の治療が必要となり、歯並びを治したいというご希望がおありでなくとも、治療すべきだと考えます
このような状態の歯は現在は痛みや不快感がなくとも、いずれ症状が出てくる可能性があります

拝見しておりませんので、変色の度合いや下・奥歯の歯並びの状態によりますが、すでにかぶせ物治療(差し歯)を受けていらっしゃる歯とこの2本の歯並びを治す場合は、ともに再度神経の治療をし、その後歯に土台を立て、2本ともかぶせ物をしていく方法が良いかと思われます

この場合、使用する材料としましては、歯の土台には、経年的に歯に金属の着色や腐食を起こさないファイバーコアを使用し、オールセラミクスクラウンをかぶせ物の材料とすることをお勧めします

治療期間に関してはりんさんのお口の状態を拝見していないので判断しかねますが、歯科医院へ治療内容にあわせ、通っていただけるようでしたら就職までの期間で難しいものとはならないと思います

歯並びを治す際には患者様のご希望(形・歯の出具合・色調)や審美的・機能的に満足のいくような治療となるよう、プロビジョナルレストレーション(仮歯)のステップを必ず必要としますので、ぜひ納得の行く治療をお受けになってください

お大事になさってください





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