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とみこさん(宮城県)の相談

カテゴリ:その他

私は今31歳ですが、14歳から歯列矯正を始め、16歳の時に1度全部はずしましたが納得がいかず、4本抜いて改めて始め20歳で金具を外し、21歳で先生からはもう終わりだと言われました。
それからしばらく経ち、今から2、3年前から噛み合わせの違和感を感じ始めました。
気になって鏡を見ると右下の抜いた所、一本分ほどふさがらないまま終わらせられた所が、時間を掛けて少しずつ動いたのでしょう、今は数ミリ程度しか隙間がありません。
しかし、動いた事によって上の歯と下の歯がぶつかってしまい、どうしてもそこに力が入ってしまいます。
気にしないようにと思えば思うほど、余計に気になってしまって。
まぁ素人判断なので、このことが原因なのかはっきりとはいえませんが、顔や体の歪みが気になるんです。
見た目だけでなく、目が痛くなったりイライラしやすくなったり肩こりも最近ひどいし、なんか頭部も肩も右下にさがっていってる気がして。
そう、肩こりも左はそんなんでもないですけど右が凄くつらいです。あと、顎関節症って言うんでしょうか。あくびなど口を大きく開けた時も閉じた時も異様な音がして、たまにあいたまま閉じれなくなったり、強い痛みを感じる事も。
女性ですし、顔の歪みは精神的にもつらいです。

とみこ 様

こんにちは。以前に長期間の矯正治療したものの後戻りが生じてしまい、その他にも様々な不定愁訴があるとのことで、辛い状態をお察し致します。

さて、現在の状態はだいたい分かりましたが、とみこ様ご自身は今後どうされることをご希望なのでしょうか…? また、何か疑問な点はあるのでしょうか…? それが分からないとなんとも言えないのですが、いちおう現在の状態を改善したいというご希望があることを前提としてアドバイスさせて頂きます。

矯正治療前の状態や、現在のお口の状態を診てみないと正確なことは言えませんが、矯正治療が終了した時点で歯1本分の隙間がふさがっていないというのはよほどの例外でない限りありえません。また、金具を外してから終了までの保定期間が1年というのもちょっと短いと思われます。
そう考えると矯正治療に関しては少々不十分な状態で終了してしまい、結果として大きな後戻り変化が生じ、現在の歯の干渉が発生してしまったと予想されます。

ですので、少なくとも歯の干渉を改善するためには、矯正の再治療をするか、程度が軽ければ咬合調整(歯をわずかに削って調整する)するかのどちらかしかありません。

ただし、とみこ様もご指摘のように、他の不定愁訴がその歯の干渉によって引き起こされているかどうかははっきり言って分かりません。だから矯正の再治療をしたからといってそれらの不定愁訴が改善するかどうかは不明です。
しかしながら、実際に歯の干渉があって、その部位に余計な力が入ってしまっているのは、歯の健康にとっては非常に良くない状態なので、少なくともその干渉を改善することは決して無駄ではないと考えます。

一度、矯正歯科専門、もしくは顎関節の治療を行っている歯科医院を受診されてみてはいかがでしょうか?
あまり参考にならなかったかも知れませんが、以上でアドバイスとさせて頂きます。長文失礼致しました。



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