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ぼたんさんの相談

カテゴリ:差し歯について

クラウンの接着には何を使うのか

差し歯再治療のため相談を受けています。いままでは光を当てて固まらせる接着しか行っていませんが、話では銀歯を付けたりするときのセメントで付けるとのこと。
接着の種類や違いはなんでしょうか?

ぼたん様 初めまして。アイエスデンタルクリニック院長・審美歯科医 石田智子でございます。 

 この度は接着用のセメントの種類・違いについてのご質問とのこと、確かに歯科用のセメントは用途に応じて色々な種類がございます。以下に主なものを列記いたします。

 *光で硬くなる光重合型レジンセメント
  光が浸透して固まるので、セラミックやプラスチックの被せ物やつめ物の接着に使います。レジンセメントはとても硬いので非常にしっかりと接着出来ます。

 *グラスアイオノマーセメント
  光をかけても硬くなりますが、かけなくても固まる性質があり、固まるときにフッ素を放出するという利点があります。
 光が必要ないので、セラミックの接着とメタルの接着両方に使えます。

 このほかにも各メーカー色々な特長を持ったセメントを出しております。
 ぼたん様のケースでは、差し歯に金属の裏打ちがあるかまたは光を通しにくい材質であれば、光を使わないセメントでの接着が望ましいのかもしれません。詳しくはご担当医にお尋ねくださいませ。
 
 どうぞお大事になさいませ。
                    石田智子
  
ぼたんさん、こんにちは。

接着剤には樹脂系で光を当てて固めるもの、時間で固まるもの、樹脂系以外のものとあり、それぞれメーカーによっても異なります。

装着するセラミックの種類や、土台など光が当たらないものを接着する場合など、ケースバイケースで使い分けていると思います。



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