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はなこさんの相談

カテゴリ:差し歯について

メタルボンドについて

昔入れた前2本の差し歯が、ぐらつきがあり、金属が見えてきたので、新しくオールセラミックで作りたいと希望しました。
先生いわく、オールセラミックは割れやすいので、金属を見えづらく作るから、今回もメタルボンドでやった方が良いと言われました。今までのメタルボンドを再加工みたいな感じでやる、と。
料金は何も説明されず。仮歯はびっくりするほど黄色く、付ける前にみせてもくれず、これだと仕事にも行けないと言っても、うちではこれしかないと言われ、歯ができるまで約10日、接客の仕事なので困りました。しかも歯の色合わせも、技工士と助手が私の横で話して、勝手に決めようとしてたので、見せてほしいと言ったら、色のプレートを見せられて、今までのがA1だったから、ホワイトニングする予定だからもう少し明るくなりますよ。と言われ、結局よくわからないまま。
できた歯は、透明感があって綺麗なのですが、あまりにも白く、びっくりしました。これだと白すぎると言ったら、ホワイトニングすると、これより白くなるかもしれないから、様子見ましょうと言われ、技工士さんは相変わらず愛想悪く[色補正ならすぐできるので]と言います。その白い歯を仮止めのまま、ホワイトニングし、2回やってもやはりその歯が目立って白かったので、色補正してほしいとお願いしました。そして出来上がった物は、今度はかなりマットで、透明感がなく、いかにも差し歯って感じでした。病院のライトで見るのと、普段では違いますから。
なんだか納得いかなかったのですが、またあの仮歯を付けられると思うと困り、それに横に愛想悪い技工士が立っていて言いづらく、もう仮止めの状態でいるのも嫌だったので、本付けしても良いと言ってしまいました。でも家で見るとやはり変で、今回聞いてみたら、[色補正すると色重ねる事になるからどうしても透明感はなくなるんですよ]と言われました。
そんな事事前に聞いてなかったし、色合わせも適当だし、料金は仮歯の状態で、言われるし、何かと不満です。今更どうしていいのかわかりません。この差し歯はもう諦めるしかないでしょうか?

いろいろとお悩みなことだとお察しいたします。
細かいやりとりはお互い言い分があることでしょうから
わかりませんが文面からのみの感想を言いますとインフォームドコンセントがうまくいっていないなと思われます。
毎日 鏡で前歯をみるたび思い出していやな思いをさえるぐらいなら転医せざるを得ないのではないでしょうか?
今までの先生との関係等がおありならやむを得ませんが
ご検討ください。
「はなこ」さんはじめまして、大阪中央審美ホワイトニングサロン・ミント歯科の向野です。
お気持ちよくわかります。前歯って歯の中で一番目立つところですものね。
ちょっと、回答が長くなりますが、それぞれに対するお答えを致します。
①オールセラミックとメタルボンドの違い
オールセラミックと言っても、メタルボンドの上に盛っている築盛用セラミックのみで作るオールセラミック冠は、確かに強度的に不安がありますが、現在一般的なオールセラミックと言われているものは、ジルコニアや二酸化ケイ素と言った、金属と同等な強度なフレームに上にセラミックを盛るので、メタルボンドと強度的な違いはほぼ無いと言っても過言ではありません。むしろ前歯においては、歯茎が黒くなるリスクを考えると
オールセラミックの方が現在は主流です。ただ、臨床経験が長い先生だと、新しいものより、実績があるものを使いたがる傾向があるので、それでお勧めになられたのではと思います。メタルボンドは歴史のある非常にいい治療ですし。
②仮歯について
これは、はっきり言って使う仮歯の材料によって異なります。保険適応のものと同等の仮歯で対応されれば、当然黄色味が強いものとなりますが、高価な材料を使えば透明感こそはないですが、白い仮歯も可能です。だだし限界はありますが・・・
③本止め後の対処
セラミックの歯は、製作過程で、つやを出す為に数百度の釜で焼きをいれます。ですので基本的に本止めを行った後の色修正は、不可能に近いと思って頂いた方がいいと思います。
④今後について
残念でしょうが、「仮止め」から「本止め」を了承した以降の補正は、ほぼ無理だと思われた方がよいです。
もしもどうしても納得がいかないのであれば、再度状況を担当の先生に説明して、作り直してもらう(ただし費用は再度かかる可能性はあります。)か、当サイト等を活用し、通える範囲で腕のいい審美歯科を受診される事をおすすめ致します。早くきれいな笑顔が取り戻せるといいですね。
細かなやりとりに関しては両者の意見を聞かないとコメントし難いですね。
まず、歯冠色修復のセラミック系のものについては、金属フレームを使うものと、金属の代わりにジルコニアという材料でフレームを作る物、セラミックだけで作るものに大別されます。土台が金属の場合は土台の色が助ける可能性があるので、セラミックだけのものは避けることが多いです。
また、ホワイトニングを併用する場合は、ホワイトニングをしてから、その色に合わせてクラウン(差し歯)を製作するのが一般的な順序だと思います。
事情はいろいろあるのでしょうが、仮につけて、かたち、色、噛み合わせなど確認していただいた後に合着となった場合は、その後のやり直しについては費用がかかってもしょうがないところでしょうね。(これについては医院とよく相談する必要がありますし、合着前に説明がなされるべき事項だと思います。)
今回の件については、相談内容からは事前の話し合いが不十分だっ
たように感じます。改めて主治医とご相談することをお勧めいたします。



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